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【移民の成功学・失敗学】フランス編 Vol.2フランス的平等から見る移民政策の歩み(後編), 【移民の成功学・失敗学】フランス編 Vol.2 フランス的な平等主義から見る移民政策の歩み(前編). All Rights Reserved. まずは政府の政策を整えることが最重要課題ですが、私たちも移民・難民の受け入れに対し、少しでも心構えを持っておいたほうがよさそう。学生として講義や読書を通じて学ぶ一方で、様々な国からの留学生との出会いなど、外国人との生身の対等な付き合いをすることで、卒業後にきっと役立つことでしょう。   「フランスでは、今年(2017年)の5月にフランス史上最年少となる39歳のエマニュエル・マクロンが大統領に就任し、話題を集めました。今回の選挙でマクロンはグローバリゼーションを軸に“EU推進”を表明し、移民・難民の受け入れも継続する方針を示していました。しかし、その対抗馬となった極右といわれる国民戦線のマリーヌ・ルペン党首は、“EU離脱”を掲げ、移民・難民の新たな受け入れを停止するべきだと主張していたのです」 (adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); 実践的なチュートリアルで、Photoshopの基本的な操作・テクニック・レタッチ・合成のポイント・応用まで幅広く学ぶことができます。 (しろとり・りょうた)1977年東京都生まれ。山形県酒田市在住。成蹊大学経済学部卒業後、人材コンサルティング業界を経て、幸福の科学に奉職。HS政経塾1期生。趣味は映画鑑賞、サッカー。, 生産年齢人口が減少しつつある今、日本も移民政策について考えざるを得ない状況になっている。山形を拠点に政治活動をしつつ、世界を飛び回って政策研究を行う城取良太氏が、諸外国の移民政策の実態をレポートする。, 2018年サッカーW杯ロシア大会では、フランスが優勝した。この勝利の鍵を握っていたのは、なんといっても「移民」だった。ベスト4に進んだ欧州3カ国に所属する選手たちのルーツを見ていけば、それは明らかだ。, セットプレーの強さで28年ぶりの4強を勝ち取ったサッカーの母国・イングランドも、約半数の選手が移民にルーツを持つ。また日本代表と稀に見る熱戦を繰り広げたベルギー代表は、少なくとも23人中13人が移民系だ。, そのなかでも圧巻が優勝国フランスだ。フランス代表は23人のうち正式な本国出身者はたった2人。欧州出身者を含め9割以上が移民にルーツを持つ選手だ。, 今大会、圧倒的なスピードで、一気にスターダムにのし上がったキリアン・エムバペ選手のカメルーンをはじめ、フランス代表の選手たちは、コンゴ、マリ、セネガル、ギニア、ナイジェリア、トーゴ、アンゴラ、モロッコ、アルジェリアなど、アフリカ系を中心とした、多様な国々にルーツを持つ。, 遡れば、フランスは、初優勝を飾った1998年W杯フランス大会でも、ジダンやアンリなど、移民系スターたちの活躍によって栄光を手にしてきた。, 私が取材でパリを訪れた時、ちょうどフランスVSアルゼンチンの試合が行われており、TVが備え付けられたレストランはどこでも聴衆が外まで溢れ出て、試合の動向に一喜一憂していた。選手がゴールを決める度に、フランスの名のもとに人種を超えて歓喜する姿を見て、日本との大きな違いを実感させられた。, パリ市内をめぐってみて気づいたのは、市内各地に移民街がモザイクのように点在していることだ。, まず訪れたのがパリ18区。モンマルトルの丘にも程近い。ここではアフリカ・アラブ系が混在しながら暮らしていた。, この地域は、観光客は少なく、アフリカ・アラブ系住民の割合がグッと増えるため、サンジェルマン・デプレなどパリ中心部の雰囲気とはだいぶ異なる。だが、周りの言葉に耳を傾ければ飛び交うのはフランス語。街並みは活気と猥雑さが混在し、エネルギッシュでありながら、かろうじて優雅なパリの雰囲気もある。危険性を指摘する声もあったが、アフリカ・アラブ圏での在住経験がある者からすれば、どことなく安心感と安定感があった。, マレ地区(3・4区)にあるユダヤ人街にも向かった。ここはパリのほぼ中心に位置し、お洒落なショップやレストラン、カフェなどが集積する若者の街のイメージだ。パリの中でもLGBTの人々が集まることでも有名らしい。, その中でひっそりと佇むシナゴークや、レストランなどの看板に書かれたヘブライ文字を見て、ここがユダヤ人街だと再認識させられる。同じ移民街といってもアフリカ・アラブ系が住む18区とは対照的だ。, さらに、パリ市内の南部にある13区のアジア系移民街にも足を向けてみた。ここには中華系を中心に、ベトナム系など東南アジアの移民たちが多く暮らしていた。, 目立つのがアジアフードのレストランだ。漢字表記の中国料理、ベトナム料理をはじめ、多国籍の料理店が立ち並ぶ。客層がアジア系のみならず、白人系も多かったのが印象的だ。, 中国人系が多く住む地域で教会を発見したので中に入ってみたが、そこには驚くことに、一般的にオマーン人が被るクンマという帽子と白いディスダーシャを着た大人と多数の子供たちが溢れていた。, 皆が教会の地下から出てくるのを見て、まさか地下にモスクがあるのかと気になり、責任者らしき大人に聞いてみた。, すると彼は「いや違う。ここで子供たちにアラビア語を教えているんだ」と笑いながら答えてくれた。, 「なぜ、中華街の教会でオマーン人たちがアラビア語を?」という疑問は正直残ったが、フランスらしさも同時に感じた。, これ以外にも10区にはインド人・パキスタン人が住む地域、20区にも移民街があり、パリの街並みのあらゆるところに溶け込んだ移民の姿を垣間見る事が出来た。, フランスのみならず、歴史的に見て多くの移民が欧州各国に流入しているが、欧州の移民政策の歴史的な潮流は大別すると2つに分けられる。, まず一つは「多文化主義」といわれるものだ。民主主義や法の支配という原則さえ守れば、それぞれの文化や言語、信条や外見などを尊重し、移住先の国内で保持し続けることを積極的に認める考え方である。, 移民にとって非常に寛容な受け入れ姿勢に思える「多文化主義」だが、一方で社会に溶け込まず、接点を一切持とうとしない人種コミュニティーを数多く創り出し、結果、様々な社会問題を引き起こしてきた面もある。21世紀に入ってこの多文化主義の失敗をメルケル首相、キャメロン元首相といった両国のトップが認め、方針転換を図っている状況だ。, それぞれの文化的背景などとは関係なく、すべからく移住国のルールに合わせて「フランス人」となること、そしてフランス語をしっかりと習得することが求められる。, 「多文化主義」と比較すれば、非寛容さの表れのように感じるかもしれないが、その一方、人種や宗教などによる差別は「自由・平等・博愛」を掲げる共和国の建前から許されない。実際、9割以上の移民たちが、家庭内でも母国語ではなく、フランス語を使い、徐々にフランス人としてのアイデンティティを醸成していく。, そして、同化を求めつつも、「世界の隠れ家」と呼ばれるほど、歴史的に、他国での政治犯やテロリストまでも亡命者として受け入れてきたのがフランスという国だ。, 「好むと好まざるとにかかわらず、貧困や迫害のために自分の国から押し出された何百万人もの外国人を受け入れてきたのである」, 近年でこそ、歓迎されない違法な移民を制限する法整備がされているが、未成年であれば、違法であれ無条件に受け入れる寛容さがある。, その姿勢こそ、「自由・平等・博愛」といったフランス革命以来の理想を掲げるフランスとしての矜持なのかもしれない。, また、移民大国フランスが享受する実質的な果実として代表的なものが、フランスが誇る「出生率の高さ」ではないだろうか。, 少子高齢化が年々進行する日本でも、フランスの出生率の高さに着目し、「フランスの充実した社会保障制度と育児支援体制に学ぶべき」という論調もあったが、実態はかなり異なる。, 2016年度のフランスの合計特殊出生率は3年連続で減少し、1.92となった。2.0台は切ったものの、未だEU内ではトップだ。, 一方、2017年度の日本の合計特殊出生率は1.43だが、この数字はフランス本国出身の白人女性の出生率とほぼ変わらない。, 実質的にフランスの出生率を高めているのは、移民女性たちだ。とりわけアラブ系女性たちはイスラム教的にも多産が奨励されるためか、出生率は約3.5を誇る。, 人口増政策の本格的展開が待ったなしの日本にとって、これは無視できない数字だと言えるだろう。, 以上、移民受け入れのポジティブな面に光を当てて述べてきた。しかしながら、フランスの最大の社会問題が移民問題であることも事実だ。, 現地取材に赴くにあたって、一番の目当ては移民が集積する郊外、セーヌ・サン・ドニ県を訪れることだった。だが、フランスに詳しい人に聞くと「絶対に行っちゃだめだ。何が起こるか分からないし、超危険だ」と警告してくれた。そして「あそこにフランスの社会問題が集中しているから調べてみるといい」とアドバイスをくれた。, 「日本はこれから本格的な移民政策を採るべきである」と考える私としては、成功事例よりも、むしろ失敗事例の方が参考になるし、貴重なものだ。早速、調べてみることにした。, 次回以降はその結果を踏まえ、フランスの移民問題の原因を歴史的、経済・地理的、そして宗教的な側面から考えてみたい。, 「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。 「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内. とくに、人道支援を掲げるEU(28カ国が加盟する欧州連合)域内には毎年多くの難民が押し寄せ、受け入れ国はかなりの負担を受け入れているのだとか。   フランスに於ける移民の現状と問題点 森 洋明 はじめに “Fi11 e ainee de l'Eglise" (教会の長女たるフランス)という呼び方は,教皇によるフ ランスの呼称で,それはまたフランスが歴史を通じていかにカトリックの国であった かを物語っている。 さらに、便利なダウンロード素材付き!実際に試しながらPhotoshopを楽しく覚えていきましょう!, [ Placeholder content for popup link ] こうした背景があるから、自由を求めてやってきた難民は同胞であり、助けるべき存在と考えるようになったのですね。実際、フランス憲法にも“自由のための行動により、迫害を受けた者はすべてフランス共和国の領土において庇護を受ける権利がある”と明記されています。 © Kyoritsu Women’s Educational Institution. 「ルペンのような候補者の存在は、フランスにも移民・難民を快く思わない人たちが一定数いることを示しています。しかし、一般的なフランス人の考えとして、自由を求めてフランスにやってきた外国人に対しては、寛容であるべき、という共通理念が浸透しているのです」     いったいなぜ、フランス人にはこのような精神が根付いているのでしょうか。   学生の皆さんは、世界中で増え続ける移民・難民の問題について、どれだけ知っていますか? ※ 外務省ウェブサイトより, フランスの地域研究を主軸に、社会学を教える。研究内容は、エスニシティ、差別問題、社会運動、性、世代、階級、階層、社会移動など。. 「外国で生まれ、出生時にフランス国籍を持っていなかった人」――これが、フランスにおける移民の定義である(国立統計経済研究所)。つまり、出生地と国籍の届出によって、移民か否かが決まるということになる。1999年の国勢調査によれば、フランス本国に居住する移民は431万人。これは、人口の7.4%にあたる。このうち156万人がフランス国籍を取得している。残りの275万人は国籍を取得しておらず、これにフランスで生まれた外国人51万人を加えると、フランス本国に居住する「外国人」は32… WordPress Download Manager - Best Download Management Plugin, https://pasonal.com/wp-content/uploads/2013/10/immigration-issues.jpg, 実践的なチュートリアルで、Photoshopの基本的な操作・テクニック・レタッチ・合成のポイント・応用まで幅広く学ぶことができます。, WordPress Download Manager - Best Download Management Plugin. このように長い移民受け入れの歴史をもち、現在でも多くの移民人口を抱えるフランスでは、本特集のテーマである「移民社会化」が早い段階から進んできた。その過程でさまざまな課題に直面し、克服した問題もあれば、未決の難題もある。 今後、日本も直面することが予想される、移民・難民問題。どのような心構えで向き合っていけばいいのでしょうか。EU加盟国のなかでも、以前から多くの移民・難民を受け入れてきた、大先輩ともいえるフランスの実情を知るべく、フランスの社会問題に詳しい、共立女子大学国際学部国際学科の辻山ゆき子准教授にお話を伺いました。 しかしながら、フランスの最大の社会問題が移民問題であることも事実だ。 現地取材に赴くにあたって、一番の目当ては移民が集積する郊外、セーヌ・サン・ドニ県を訪れることだった。だが、フランスに詳しい人に聞くと「絶対に行っちゃだめだ。 フランスの移民政策の現状と課題 ~海外調査報告~ 法務委員会調査室 平出 重保 ひらいで しげやす 1 はじめに―問題の所在(調査目的及びその背景)― 我が国では、受入れの当否を含め明確な移民政策は確 …   長いあいだ、周囲の国々と切磋琢磨しながらいまの価値観を得て、フランスは移民・難民問題に正面から向き合っているといえるでしょう。 å´Žã€ã«ã‚る、多文化共生の姿──若者たちは何を夢見るのか, 移民社会フランスの新たな挑戦.   「現代のフランスの政治体制は、1789年に始まるフランス革命にさかのぼります。第2次世界大戦中のヴィシー政権の時代を除けば、第三共和制(1870年)以降、フランスはずっと自由・平等・友愛、政教分離という共和主義を掲げてきました。これは、生まれながらの自由を認め、人種や宗教の違いなどによる差別をせず、市民がともに助け合っていくという精神です」   移民の子どもの教育の問題 定住化した外国人にとって、子どもの教育の問題は重要である。とくに、外国人の子どもや、フランス国籍を取得した移民にとって大きな課題はフランス語の習得であり、それがしばしば彼らの学業不振の原因となった。 移民問題 に揺れるフランス。昔から移民を受け入れてきた欧州諸国に今、何が起こっているのか?日本も他人ごとではなく、もはや喫緊の課題となっている。 移民問題の光と影を考えてみる。 フランスの今月、少数移民族ロマの女子学生が、同級生の目の前で警察に連行され、その後、国外退去を強いられた。オランド大統領の左派政権に対し人権軽視の批判が起き、パリなどでは処分に抗議する高校生らが18日、デモを繰り広げた。, 一方で、反移民の極右政党、国民戦線が支持を広げており、フランスが抱える移民問題の難しさが浮き彫りになっている。, パリ中心部では約20校の生徒が、労組メンバーらとともに、政府批判を連呼した。高校生の大規模なデモは17日からフランス全土に広がっている。退去させられたのは東部ルビエに住んでいたレオナルダ・ディブラニさん(15)の一家。, 仏メディアによると、イタリアで生まれ、5年以上フランスに住んだレオナルダさんは9日、同級生らとバスに乗っていた際、警察に乗降を求められ、連れて行かれた。その後、一足先に出身地のコソボに強制送還されていた父親の元に母親や兄弟と共に送られた。, これに対し、ペイヨン国民教育相は「学校は聖域であるべきだ」と不快感を表明、与党第一書記のデジール第一書記らも「連れ戻すべきだ」と主張。政府は手続きなどに問題がないか調査を強いられた。, フランス国内には2万人以上いるとされるロマは不法占拠の土地に集団で住む場合が多い。バルス内相は最近も厳しい態度で臨む方針を示し、左派から批判を受けたが、政治家の好感度を問う世論調査では1位となった。, 南部ブリニョルで14日にあった県議会補欠選の決選投票では、国民戦線の候補が、社会党にも推された保守系、国民運動連合の候補を破り、左右二大政党に衝撃をもたらした。されに、来年の欧州議会選に向けた世論調査では、国民戦線が首位に立っている。, 10%を超える失業者や治安問題に国民の関心が集まる中、移民に厳しい目が向けられていることの表れとみられ、人権重視を掲げるオランド政権は今後も対応に苦慮しそうだ。, 欧州諸国は昔から多くの国で移民政策を推し進めてきた。そもそも移民政策を実行することによって国にどのような恩恵が得られるのか?メリットとしては、「人口減少問題の解消」「経済成長の維持」などが期待できる。, デメリットしては、「治安(犯罪)の悪化」「多文化主義の衝突」などと言われている。しかし現在、欧州では移民政策の弊害が大きく取り上げられている。, スウェーデンでは移民の若者による暴動が発生(原因は警察が犯罪を犯した移民を射殺したことによる抗議が暴動に発展)。また、同国ではイスラム諸国の移民を大量に受け入れたため、福祉国家ならぬイスラム国家になるのではないかと危惧されている。, ドイツも同じく問題を抱えてる。トルコ移民を大量に受け入れた結果、「学校の崩壊」「犯罪の増加」が起こり、今や「多文化主義の失敗」とさえ言われてる・・・。, 移民政策を長年実地してきた欧州諸国は今や、この「移民問題」に揺れている。まさしく、移民政策の転換が叫ばれているのだ。ここ日本でも他人ごとではない。先の民主党は韓国・中国から1千万人の移民を受け入れようと政策を進めていた。非常に恐ろしい限りである。日本は昔ながらの伝統を重んじる国である。, 世界的にみても、文化や伝統の名残が最も多い国ではないだろうか?最新の技術と伝統が融合する国、日本。移民政策の転換が叫ばれている中で、日本は今後どうするのか・・・。今の自民党は「ある一定所得やスキルがある移民のみを受け入れる」としている。もはや日本も他山の石ではなく、喫緊の課題なのだ。.   な考えから、フランスの移民の現状や起きている問題を分析していく。 第1章では移民の定義を明確にし、フランスで移民が増加したプル要因や移民法などのフランス 国家の移民に対する政策を取り上げる。第2章では実際の移民数や構成国の割合など現状を明 「こうした寛容な考えと、排斥感情が同居しているのがフランスの実情といえます。年間何万人もの難民を受けて入れていることはフランス政府にとって経済的・社会的に大きな負担であるし、なによりフランスの旧植民地であった国からの移民も多く存在するため、差別意識がなかなかぬぐえないという現状もあります」     真逆とも言える政策を打ち出した2人の勝負は、国内外から大きな関心を集めました。結果的にマクロンが勝利しましたが、フランス国民や政府は実際、移民・難民問題についてどう考えているのでしょうか。     難民とは、「簡単に言えば紛争・災害によって本来の居住地を離れざるを得なくなった人々のこと」(※)と定義される人たちのこと。近年、難民の数はシリアやアフガニスタンを筆頭に増え続け、深刻な迫害、紛争の問題を抱える中東、アフリカなどの人々が安住の地を求めて国外へ逃れたりしています。 「フランスは、聖職者や貴族に抑圧されていたフランス国民が、自らの権利と自由を得るために革命を起こし、共和主義の国家を作り上げてできた国。こうした国のなりたちによる意識が強く刻まれているため、フランス人の国民意識は、この自由・平等・友愛、政教分離が拠り所になっているのです」 しかし、たとえ外国人に対して排斥感情が芽生えても、差別的な態度はフランス人の根幹をなす自由・平等・友愛の精神を否定することとなり、フランス市民として態度に出しにくいのだとか。 ンス社会の抱える「移民問題」が決して容易に解決できるものではないという印象を、国内 外に与えることとなった。これを受けて政府は、国籍審査を厳格化する方針を発表するなど、 移民に対する規制がさらに強化される動きが出ている。 --75 フランスの実情から、移民・難民問題を学ぼう 2017.08.28 学生の皆さんは、世界中で増え続ける移民・難民の問題について、どれだけ知っていますか? フランスと移民の歴史は非常に長いものがあります。19世紀からこの国は人口の停滞に悩み始めました。労働力確保と人権擁護(庇護)の立場から、ヨーロッパ内部を中心に、多くの移民を受け入れてきました。 また、第一次世界大戦を、外国人の力を借りて戦ったという歴史があります。兵士としては … また、第2次世界大戦後の経済成長期には、よりよい仕事を求めて旧植民地からヨーロッパへ移住する移民が少なくなく、フランスにもアフリカの旧仏植民地から多く移民が移り住んできました。         「難民条約を批准しているにも関わらず、いまの日本の難民受け入れはわずかです。しかし、国際社会のなかで難民受け入れの負担をもっと求められるようになるかもしれません。また、少子高齢化で人口減少の一途をたどる日本では、将来的に国外から労働力を受け入れる必要性が予測されています。もし日本が移民・難民を本格的に受け入れる日が来るとすれば、排斥感情や差別意識を抱かせないような配慮と社会的システムの導入が必要になってくるでしょう」 フランスの移民の受け入れは、移民がこうした原則を受け入れ、フランス語の習得に励み、フランスの価値観を理解した「フランス国民」となる�   Copyright © IRH Press Co.,Ltd. 公的な場に宗教を持ち込まないという政教分離を守ることも、フランス人としてとっても大切な条件なのです。これもやはり過去の歴史が関係しているのだとか。

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