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プロ野球 原監督「スタメン」坂本は師匠と同じマツダで達成か [11月3日 6:45] コラム 野手への「感謝」が生んだ近藤一樹のルーティーン [11月3日 6:45] お客様のブラウザはジャバスクリプト(JavaScript)に対応していないか無効になっています。詳しくはサイトポリシーをご覧ください。, 巨人は10月26日のドラフト会議で、育成選手12人を含めてドラフト史上最多の19人を指名した。FAや大物外国人など、これまで幾度となく大型補強が話題になったが、球団が目指す方向性に変化が出てきている。, 編成部門を主導する大塚淳弘球団副代表(61)は「今までお金で優勝とか言われていたじゃないですか。常勝チームを作り上げるため、球団は『選手の発掘と育成』に大きくシフトしている」と言う。若手育成に優れた大リーグ球団の編成などを丹念に調査。今季はドラフト6位で入団した高卒2年目の戸郷が8勝を挙げ、育成出身の増田大が22盗塁、同じく松原は9月中旬以降2番に定着した。, 大塚球団副代表 究極のチーム補強はドラフト。23年までにはきちっとした編成ができるかなと思ってます。中期的に3年から5年先を見据えたドラフト戦略を意識している。スカウティングとファームの育成力は最も重要。その中で常に優勝戦線で戦えるチーム編成を考える上で「FA」「トレード」「外国人」による補強が必要になる。, 昨年ドラフトは6人中5人が高校生で、今季は即戦力投手を中心に大学、社会人の指名が7人中5人を占めた。育成選手を歴代最多の12人指名し「3、4年後のドラフト1位を獲得できたと思っている」と原石発掘に手応えを示した。, 多種多様な人材。リストアップ作業には、担当スカウトによる通常の視察に加え「現場の目」を重視することで多角化を図った。, 昨季1軍投手コーチを務めた水野雄仁氏を4月からスカウト部門に配置転換。ファームでは社会人や大学生などとの交流戦を積極的に組んだ。2軍は昨季より10試合増の12試合、3軍は48試合(雨天中止含む)。実際に対戦したからこそ分かるドラフト候補の力量や特徴を阿部2軍監督、二岡3軍監督らも出席する編成会議で共有した。「もっと確率を上げるにはどうすればいいか。2軍監督、コーチを含めて全員でスカウティング活動をしている」。, 6月には小中学生を指導する全国各地の巨人出身者21人と「OBスカウト」契約を結んだ。過去にはソフトバンク千賀、甲斐ら、育成出身選手をドラフト時に見逃した事例があった。情報網を張り巡らせ、他球団のスカウト活動が本格化する前の中学生時点からリストアップ。「隠れた素材型を発掘することが重要。選手の伸びしろは試合や練習視察だけでは分からない。素顔や性格も見極めていかないと」と徹底する。, 「AIなどのコンピューターが発達して、優秀な解析ソフトができても選手がどう育つかは予測できない。だから全体のパイを広げ、化ける可能性がある選手を実戦で起用することで、伸びしろを見極めている」, スカウティングとともに、入団後の育成計画がさらに重要度を増している。(つづく)【前田祐輔】, (C)2020,Nikkan Sports News. nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。, nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての. プロ野球 阪神ガンケル好救援2勝目「1球1球自分の全力を」 [11月5日 23:02] プロ野球 阪神梅野V弾「思い切って打ちに」エース乱調も奮起 [11月5日 23:02] 文春野球コラムペナントレースとは、プロ野球を愛する執筆者による野球コラムのペナントレースです。おもしろいと思ったら、原稿末尾の「hitボタン」をタップしてください。あなたの1hitが愛する球団の順位を押し上げます。 プロ野球 阪神ガンケル好救援2勝目「1球1球自分の全力を」 [11月5日 23:02] プロ野球 阪神梅野V弾「思い切って打ちに」エース乱調も奮起 [11月5日 23:02] 文春野球コラムペナントレースとは、プロ野球を愛する執筆者による野球コラムのペナントレースです。おもしろいと思ったら、原稿末尾の「hitボタン」をタップしてください。あなたの1hitが愛する球団の順位を押し上げます。 nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。, nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての. お客様のブラウザはジャバスクリプト(JavaScript)に対応していないか無効になっています。詳しくはサイトポリシーをご覧ください。, 巨人の6年ぶり連覇の礎になったチーム編成力。大塚淳弘球団副代表(61)は“全権監督”として指揮する原辰徳監督(62)とともに数々の補強策を推し進めてきた。シーズン中にリーグ最多4件のトレードを成立。楽天から加入したウィーラー、高梨は欠かせない戦力として優勝の立役者になった。選手の飼い殺しをしない方針に転換し、選手発掘、育成に重点を置く体制にシフト。「巨人の2023年計画」と題し、常勝チームを目指す新たな戦略に迫る。, 太陽は高く昇り、梅雨特有の蒸し暑さが続いた6月。同19日からの開幕カード阪神戦で3連勝を飾った直後、大塚球団副代表の携帯電話が鳴った。, 着信画面に楽天石井GMの名前が光る。水面下で進められていた推定年俸2億円のウィーラーと1450万円の池田との格差トレード。条件面のすり合わせは、最終局面を迎えていた。, 同25日、開幕6試合目の試合前に12球団最速のトレードが発表された。当時ウィーラーは出場機会を逸し、楽天の2軍で調整を続けていた。大塚球団副代表は「力と実績がありながら、ファームで埋もれている選手を徹底的に調査していた」と説明。コロナ禍の今季、調整不足から開幕後にはけが人が続出すると予測。補強の重要性は例年以上に高まると想定し、4月時点で獲得候補として10人ほどをリストアップしていた。, もちろん移籍には、両球団の思惑が複雑に絡み合う。右の大砲を求めた巨人と、左の中継ぎを補強したい楽天。「勝負の世界はスピードが必要。トレードにも時間をかけることはない」。決断の背景には、原監督のぶれない姿勢があった。, 「選手起用も作戦も、監督から『考えておく』という言葉を聞いたことがない。判断、決断が速く迷うことがない。常に3歩も5歩も先を考えている。補強も同じ。監督に言われて調査するようでは遅い。現場の状況を把握して、補強ポイントを認識し、必要な時に必要なトレードができる準備をしています。監督の言動から『迷いは疑問』であること知った。迷った末の後悔は、チーム編成にマイナスしかない」, ウィーラー獲得はコロナ禍ならではの事情も重なった。春先から米国でプレーする右の大砲を補強の1番手にリストアップ。巨人の思惑としては8月には1軍でプレーして欲しい。米国からの来日となれば2週間隔離され、その後2週間ファーム調整が必要。7月上旬に来日するために、交渉のデッドラインを6月中に定めたが実現せず、すぐにトレードにかじを切った。, 7月14日、再び楽天から高梨を補強。2人の獲得が「足し算」の編成なら、ロッテに送り出した沢村は「引き算」のトレードになった。沢村の推定年俸1億5400万円に対し、プロ通算1本塁打の香月は650万。実績は大きく違った。, 大塚球団副代表 監督との共通認識は「選手を飼い殺しにしない」こと。昔は移籍先で活躍すると非難されることがあったが、そんな考えは一切ない。逆に活躍を願っている。12球団は1つの組織。個別の球団が良ければいいという考えではなく、球界が活性化され、選手が生かされるのであれば最高ではないかと。, 当初「引き算」と思われた左のスラッガーの加入には、昨季引退した“レジェンド”の後押しがあった。「阿部からも香月はいいですよと」。プロ通算406本塁打の阿部2軍監督は、イースタン・リーグでの対戦時に香月の打撃を見て、可能性を感じた1人だった。この「阿部の目」こそ、アマ選手のスカウティングを含め、今季巨人に加わった大きな武器になっていく。(つづく)【前田祐輔】, ◆大塚淳弘(おおつか・あつひろ)1959年(昭34)8月19日、埼玉県生まれ。春日部工から日産ディーゼル(現UDトラックス)を経て、81年ドラフト外で投手として巨人に入団。1軍登板はなく、84年に引退。18年10月から球団副代表編成担当に就任した。, (C)2020,Nikkan Sports News.

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