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トランプ米大統領は15日、ロシアが2014年にウクライナからクリミア半島を併合したことについて、「オバマ(前)大統領が与えた。 アメリカのオバマ大統領は3月12日、ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相とホワイトハウスで会談し、3月16日にクリミア自治共和国で予定されているロシアへの編入の賛否を問う住民投票を「完全に拒否する」と述べた。さらに、クリミアをロシアが併合する動きに出た場合、制裁を強める考えを強調した。MSN産経ニュースなどが報じた。, オバマ氏は、ロシアがウクライナに「銃を突きつけている」状況では、ウクライナは自らの将来を決めることはできないと主張。ロシアによるクリミア半島への部隊の展開は、国際法違反だと改めて指摘し、ロシアの強い影響下で行われる住民投票を批判した。ロシアがウクライナへの介入姿勢を改めなければ、米国や欧州連合(EU)などの国際社会は「ロシアに代償を払わせる」とも述べた。, ヤツェニュク氏は(略)ロシアに対しては「軍を撤収させ、銃や戦車のない状態で、暫定政権との対話を開始する」ことを求めた。ヤツェニュク氏はさらに、10日以内にEUとの統合に関する文書に署名すると表明し、「ウクライナは現在も将来も西側の一員だ」と強調。経済的、歴史的なつながりが深いロシアの重要性も踏まえ、「ロシアはウクライナがEUの一部であり、ロシアの良き友人でもあることを認識すべきだ」と話した。, (MSN産経ニュース「米大統領、クリミア住民投票「決して認めない」 暫定政権首相と会談」より 2014/03/13 10:09), 一方、日本を含む先進7カ国(G7)首脳は12日、ロシアによるクリミア自治共和国を併合しようとする動きは明白な国際法違反に当たるとしたうえで、万が一、併合すれば「更なる行動を取る」などとする声明を発表した。, G7首脳は、ロシアがウクライナの統一性や主権を損なう措置を講じれば、「われわれはさらなる行動を取る」と述べ、制裁発動を含む対抗措置を警告。武力によるなし崩し的なクリミア併合をにらむロシアに対し、日本もG7の一員として強い姿勢で臨む方針を鮮明にした。, (略)G7のうち英仏独伊の4カ国が加盟する欧州連合(EU)は、ロシアに対して段階的に制裁を発動する方針を決定済み。オバマ米大統領も対ロシア制裁の発動を指示している。こうした中で日本も、G7の枠内で対ロ包囲網に加わった形だ。(時事ドットコム「クリミア住民投票認めず=ロシア部隊撤収要求-G7、制裁を警告」より 2014/03/13 00:27), 政府は谷内正太郎国家安全保障局長をロシアに派遣した。NHKによると、12日にラブロフ外相と会談し、ロシアはウクライナの暫定政権と直接対話をすべきであること、事態を平和的に収拾するのが重要であることなど日本政府の立場を伝えた。ロシア政府は暫定政権の正統性を認めないとの立場をとっているが、ラブロフ外相は会談のなかでもこれまでの主張を繰り返した。立場の違いは埋まらないままだ。, 情勢が緊迫する中、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相との会談が住民投票直前の14日にロンドンで予定されており、注目されている。, 選りすぐりのニュースやブログをお届けします(広告などが掲載される場合もございます) オスマン帝国の宗主下にあった クリミア・ハン国 を ロシア帝国 に併合した、 エカテリーナ2世 。 クリミア・ハン国は ジョチ・ウルス の後裔国家としては最後のもので、そのロシアによる滅亡は「 タタールのくびき 」の終焉を意味した。 ロシアによるクリミアの併合(ロシアによるクリミアのへいごう)は、国際的にウクライナの領土と見なされているクリミア半島を構成するクリミア自治共和国・セヴァストポリ特別市をロシア連邦の領土に加えるもので、2014年3月18日にロシア、クリミア、セヴァストポリの3者が調印した条約に基づき実行された。1991年のソビエト連邦崩壊・ロシア連邦成立後初の、ロシアにとって本格的な領土拡大となった。クリミアとセヴァストポリにおける住民投票、独立宣言、併合要望決議、そしてロシアとの条約締結という段階を踏んで併合宣言が行われたが、国際連合やウクライナ、そして日本を含む西側諸国などは主権・領土の一体性やウクライナ憲法違反などを理由としてこれを認めず、現在、併合は国際的な承認を得られていない。, ロシアは、988年に全ルーシの共通の祖先であるウラジーミル1世が洗礼を受けルーシのキリスト教化の端緒を開いたのは、当時東ローマ帝国の支配下にあった古代ギリシャ都市ケルソネソスであったとして、クリミアが「ロシア固有の領土」であることを主張している。一方、ウクライナは、モスクワに関するはじめての記述は1147年であるとし、そもそもキエフ・ルーシをロシアの起源であるとの立場を認めない立場を採っている[1]。国家起源は、ロシア史とウクライナ史の歴史観の相違の見られる重要点の一つである。, キエフ大公国と東ローマ帝国は、13世紀前半のモンゴルのルーシ侵攻によってクリミア半島における支配権を失った。, 1239年から、クリミアはモンゴル帝国の分枝であるジョチ・ウルス(キプチャク・ハン国)のテュルク=モンゴル系諸部族(タタール)の支配下に置かれた。, クリミアにいたタタールの諸部族は、1441年にチンギス・カンの末裔(バトゥの弟トカ・テムルの子孫)であるハジ・ギレイをハンとしてクリミア・ハン国を形成した。, クリミア・ハン国が形成されたのと同じ15世紀頃、モスクワ大公国、リトアニア大公国とハン国との間の緩衝地帯となったステップ(現在のウクライナとロシアの南部)に住み着いた正教徒の人々が、コサック(コザーク、カザーク)と呼ばれる武装集団を形成した。1550年代、ウクライナ・コサックのヘトマン、ドミトロ・ヴィシネヴェツキー(英語版)は、コサックを軍事組織化し、ドニエプル川の中洲にタタールの侵入に対抗するための要塞を建設した。これにより形成されたザポロージャ・シーチ(英語版)のコサックは、クリミア半島やオスマン帝国への襲撃を行うようになった。, コサックがポーランド・リトアニア共和国からの自立を目指したフメリニツキーの乱(1648年-1657年)では、ヘトマンのボフダン・フメリニツキーはクリミア・ハン国と同盟して挙兵した。, 1682年、第二次ウィーン包囲により大トルコ戦争が開始されると、ロシアも参戦して露土戦争(1686年-1700年)を有利に進め、1700年にコンスタンティノープル条約が締結された。, 1774年、露土戦争(1768年-1774年)に敗れたオスマン帝国は、キュチュク・カイナルジ条約でクリミア・ハン国の宗主権を放棄させられ、名目上独立したクリミア・ハン国はロシア帝国の影響下に入った。1778年にはロシアによって正教徒の住民がクリミアからアゾフ海北岸のマリウポリ周辺に強制移住させられた。そして1783年、ロシア帝国はキュチュク・カイナルジ条約を破棄してクリミア・ハン国を併合した。, 当時の皇帝エカテリーナ2世の寵臣グリゴリー・ポチョムキンの主導でクリミア半島とその北のノヴォロシアと呼ばれる地域の開発が推し進められた。このときには開発のために移住させられたものの多くはウクライナ・コサックであった。, 南下政策を推し進めていたロシア帝国にとってはクリミアは格好の不凍港の建設地でありセヴァストポリ要塞などが建設されるとともに黒海艦隊が創設され、これを母港とした。, 1854年のクリミア戦争ではセヴァストポリ要塞をめぐる攻防戦は黒海戦線では最大の激戦地となった。, 比較的温暖な気候であることから、アレクサンドル3世がヤルタのリヴァディア宮殿を営んだように、クリミアはロシア人の保養地としてにぎわうようになった。アレクサンドル・プーシキンがバフチサライを訪れ、クリミア・ハン国の伝説に基づいた『バフチサライの泉』を著したり、レフ・トルストイやアントン・チェーホフがヤルタに一時居を構えたりしており、チェーホフの『犬を連れた奥さん』の舞台にもなっている。このようにクリミアはロシア・ロマン主義の中心地となった。, 20世紀に入りソビエト連邦が成立し、クリミア・ハン国の流れをくむクリミア・タタール人の他に、多くのロシア人が移住しクリミアの住民を構成することとなった[2]。 Unofficial English translation with little commentary, “Security Council holds ‘urgent’ meeting on situation in Ukraine”, http://www.un.org/news/dh/pdf/english/2014/28022014.pdf, “Backing Ukraine’s territorial integrity, UN Assembly declares Crimea referendum invalid”, http://www.un.org/News/dh/pdf/english/2014/27032014.pdf, http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N3440Y6JTSFB01.html, http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0MG5A120140319, http://sankei.jp.msn.com/world/news/140319/chn14031922280004-n1.htm, http://jp.reuters.com/article/idJPL3N0MG5H120140320, http://sankei.jp.msn.com/world/news/140319/erp14031923570024-n1.htm, “Turkey refuses to recognize 'unacceptable' Crimea referendum”, http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-refuses-to-recognize-unacceptable-crimea-referendum.aspx?pageID=238&nID=63674&NewsCatID=338, http://www.todayszaman.com/anasayfa_turkish-foreign-policy-fails-in-crimea_371305.html, http://japanese.joins.com/article/172/183172.html, http://jp.reuters.com/article/domesticJPNews/idJPTYEA2I00R20140319, http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014031801001711.html, http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_18/269752488/, http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140320/stt14032008520001-n1.htm, http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJEA2H02L20140319, http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2I09P20140319/, http://mainichi.jp/articles/20170421/k00/00m/030/063000c, http://www.sankei.com/world/news/170926/wor1709260020-n1.html, ロシア議会上下院、地方首長、市民団体の代表に向けたV.V.プーチン大統領の演説 (クリミアの復帰に関して、全文), https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ロシアによるクリミアの併合&oldid=80219353, 1954年にフルシチョフがクリミアをロシアからウクライナに割譲したのは法的な根拠がなく、違法なものであった。, クリミア内のロシア系住民は脅威にさらされており、クリミアは強力な主権国家の一部でなくてはならない。それはロシア以外にはありえない。, ロシア国史全体において(モスクワに関するはじめての記述は1147年)クリミア半島がロシア領だったのは171年間だけ(1783年~1954年)。, クリミア半島は、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(ソ連時代)には33年間(1921年から1954年)しか入っていない。ウクライナ・ソビエト連邦社会主義共和国への編入が行われてから、2018年時点で既に64年間、クリミア半島はウクライナ領土。, 1954年のクリミア編入手続きは合法的に行われた(1954年6月2日のロシア・ソビエト連邦社会主義共和国最高会議で、ロシア共和国憲法とソ連憲法の間に齟齬のないことを満場一致で確認し、共和国構成主体について書かれたロシア共和国憲法第14条の変更に賛成、クリミア州の法的な離脱を確定)。, 国際連合や欧州安全保障協力機構が行った様々な調査により、逆にロシア人の人権やロシア語話者の権利は守られていることが明らかになっている。, ロシア大統領は、クリミア併合を決めたのは、「ウクライナの合法的なヤヌコーヴィチ大統領が追い出された(2014年2月22日)あと」とか「クリミアの住民がキエフのバンデラ政府に脅されたあと」、クリミアの住民への世論調査の結果を見て決めたと言っているが、アナリスト達は、クリミアの武力による占領の準備が数年前には始められていて、2013年秋から冬にかけての時期が、その準備の最終段階だったと説明している。証拠1:2013年12月28日、ロシア大統領が署名して、公の場でロシア領土の一体性を侵害するような言動の刑事責任を問えるようにする法律が作られたこと。証拠2:クリミア併合に直接関わった人物に授与されたロシア国防省のメダルに「2014年2月20日〜3月18日クリミア回帰」と書かれており、ヤヌコーヴィチ大統領が国外逃亡する以前の日付にクリミア編入計画が始まったことが示唆されていること。, ウクライナのクリミア自治共和国を含め一部の地域だけで住民投票を実施するのは、ウクライナ法に違反。ウクライナの「国民投票法」によると、一部の地域だけで行う住民投票は規定されていない。クリミアや他の地域が住民の意志でウクライナから離脱することが法的に認められても、その住民投票を行う場合、国際法の観点から、以下3つのルールを守る必要あり。1:非軍事化(軍事力は、実施地域から排除されねばならない)。2:, 「住民投票」の結果は、投票率がクリミア自治共和国で81.4%、セヴァストーポリで89.5%、そしてロシアへの併合賛成は96.77%と95.6%だったと発表されたが、この数値は、ロシア大統領直轄の市民社会・人権発展会議のサイトに短期間公開された情報で否定された。そのサイトで発表された情報では、「住民投票」に参加したのは、30%以下で、その中の50%程度の人が併合に賛成。「住民投票」をボイコットしたクリミア・タタール人の代表機関メジュリスの調査では、投票したクリミア住民は30-40%ぐらいだった。International Republican Institute (IRI)が2011年11月と2013年5月に行った世論調査では、クリミアのロシア併合を望むのは23~33%、ウクライナに残ることに賛成するのは49~53%だった。, 条約に調印した日をもって、クリミア共和国(セヴァストポリを特別な地位を有する都市として包括する)はロシア連邦への併合されたものとする。(第1条), クリミア共和国とセヴァストポリ連邦市は、クリミアがロシアへ併合された日をもって、ロシアの新たな連邦構成主体となる。(第2条), ロシア連邦はクリミア共和国とセヴァストポリにおいて母語を維持し、その教育発展を行うことを住民に保障する。クリミア共和国の公用語は, クリミア共和国がロシアに併合された日をもって、クリミアやセヴァストポリに恒久的に居住しているウクライナ国民や無国籍の市民はロシア国民となる。ただし、併合から1ヶ月以内に現在の国籍を維持したいと届け出た者はこの限りではない。(第5条), クリミア併合から2015年1月1日までを移行期間とし、経済、財政、法律上などの問題を処理する。(第6条), クリミア共和国とセヴァストポリで徴兵されたロシア市民は、2016年までクリミアとセヴァストポリの領土内で任務につく。(第7条), ロシア連邦の構成主体としてのクリミア共和国とセヴァストポリの政府を発足させるための選挙は、2015年9月の第2日曜日(9月14日)に実施される。それまではクリミアとセヴァストポリの議会が政府機関として引き続き任を担う。(第8条), 2015年1月1日 併合に伴う移行期間が終了。この日までに経済、財政、法律上などの問題を処理することとされている。. 続きを読む. Copyright © The Asahi Shimbun Company. No reproduction or republication without written permission. All rights reserved. 映画『鬼滅の刃』国内の歴代興行収入5位に。公開24日で『ハリポタ』1作目超える【ランキング一覧】, パジャマで路上をダッシュ。バイデン大統領誕生に、ジェニファー・ローレンスが「イエーーーイ!!!」と大歓喜(動画). If an official position can be sorted in more than one category, the "strongest" position was marked (from the "call for a peaceful resolution" to "interpretation as a military intervention" consecutively). 第二次世界大戦中にクリミア半島に進撃してきたドイツ国防軍に民族の一部が協力したとの疑惑から、ヨシフ・スターリンはクリミア・タタール人民族全体をシベリアやウズベクなど中央アジアへと強制追放し、その過程で同民族の約半数が死亡する事態となった。, 第二次世界大戦後の世界情勢を決定づけたヤルタ会談が開催されたのは上述ヤルタのリヴァディア宮殿においてである。 "Проблемы жителей Крыма" Совета при Президенте РФ по развитию гражданского общества и правам человека, "Мустафа Джемилев выступил в Совете Безопасности ООН" Голос Америки, https://www.facebook.com/ukr.embassy.japan/posts/264793147055517, http://www.47news.jp/47topics/e/250916.php, 後日、イーゴリ・ギルキン・ロシア連邦軍参謀本部情報総局大佐は、武力により議員を駆り立てクリミアのウクライナからの分離に投票させたと発言している。, http://jp.reuters.com/article/idJPL3N0M402U20140307, http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA2B00820140312, http://jp.reuters.com/article/idJPL3N0M42P820140307, http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_18/269791918/, “プーチン大統領:クリミアは強力な主権のもとに置かれるべき。今日において唯一それを有する国家はロシア”, http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_18/269796395/, Договор между Российской Федерацией и Республикой Крым о принятии в Российскую Федерацию Республики Крым и образовании в составе Российской Федерации новых субъектов, http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304471904579448224067868740.html, http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304471904579447492357754258.html, http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N2MDJA6K50YS01.html, http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJEA2J00220140320, http://japanese.ruvr.ru/2014_03_21/270019035/, http://sankei.jp.msn.com/world/news/140319/erp14031920520020-n1.htm, РУБЛЬ СТАНЕТ ОФИЦИАЛЬНОЙ ВАЛЮТОЙ В КРЫМУ С 24 МАРТА, http://jp.reuters.com/article/economicNews/idJPL3N0MG45520140319, http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0MH48320140320, https://www.facebook.com/ukr.embassy.japan/posts/269799543221544, https://www.facebook.com/ukr.embassy.japan/posts/272961079572057, https://www.facebook.com/ukr.embassy.japan/posts/275903969277768, https://www.facebook.com/ukr.embassy.japan/posts/280861955448636, https://www.facebook.com/ukr.embassy.japan/posts/285396921661806, A treaty on accession of the Republic of Crimea and Sebastopol to the Russian Federation. トランプ氏退場、世界は クリスティーナ・デイビスさん、鈴木一人さん、ハンス・クンドナニさん, The Asahi Shimbun Asia&Japan Watch (ENGLISH). アメリカのオバマ大統領はウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相とホワイトハウスで会談し、3月16日にクリミア自治共和国で予定されているロシアへの編入の賛否を問う住民投票を「完全に拒否する」と述べた。 For the sources see the image description. お使いのブラウザはJavaScriptに対応していないか、または無効になっています。詳しくはサイトポリシーのページをご覧ください。, トランプ米大統領は15日、ロシアが2014年にウクライナからクリミア半島を併合したことについて、「オバマ(前)大統領が与えた。彼の責任だ」と語った。ロシア側の責任は問わなかった。ホワイトハウスで記者団に語った。, ロシアは主要8カ国首脳会議(G8)の参加国だったが、14年にクリミア半島の併合を強行し、欧米の猛反発を受けて排除された。トランプ氏はかねてロシアの復帰を提案し、欧州は猛反対している。トランプ氏はこの日も「ロシアが参加した方がいい。関係をよくした方がいい」と述べて、ロシア復帰を求めた。, ロシアのクリミア半島併合については、トランプ氏は「プーチン(ロシア大統領)は、オバマ氏、米国、ウクライナを尊敬していなかった。だから(ウクライナはクリミア半島を)失った」と強調した。, また、12日に史上初の米朝首脳会談をした北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長については「非常に気が合う」と語った上で、北朝鮮の人権問題を責めないのは、北朝鮮との核戦争を望んでいないからだと説明。「彼(正恩氏)に直通の電話番号を渡した」とし、「コミュニケーションを持っている。いいことだ」と述べた。, さらに、米テレビのインタビューでは、「北朝鮮に電話する」と語り、17日に電話会談を行うことを示唆したが、詳細は明らかにしなかった。(ワシントン=杉山正), ※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。. スターリン死後の1954年、ニキータ・フルシチョフによりクリミアはロシア共和国からウクライナ共和国へ両国の友好の証として割譲された。1991年にソビエト連邦は崩壊し、追放されていたクリミア・タタール人もクリミアへと帰還した。しかしソ連崩壊後にウクライナがセヴァストポリに駐留する黒海艦隊の一部の所有権を主張したためロシアとウクライナの間に対立が発生し、クリミアではウクライナへの帰属を望まないロシア人住民を中心に分離独立を求める声が起こったが、最終的にクリミア自治共和国としてウクライナの一部となった[3]。, 2014年のウクライナにおける政変で親ロシアのヤヌコーヴィチ政権が崩壊し親欧米の暫定政権が発足したことにクリミア住民の一部が抗議し、親政権派と衝突。クリミア自治共和国最高会議(議会)をロシア兵が制圧し[4]、内部の様子が不明なまま、クリミア自治共和国は「クリミア共和国」となるとの宣言が採択されたとの発表がなされ、ウクライナ政権の支持を表明したアナトリー・モギリョフ(英語版)閣僚会議議長(首相に相当)は解任され、クリミア自治共和国議会における小政党「ロシアの統一」党の党首であったセルゲイ・アクショーノフ(英語版)が首相に指名され、ウクライナ法に反する形で、アクショーノフ政権が発足したことが発表された[5]。クリミア共和国議会とセヴァストポリ市議会はロシアへの併合を問う住民投票を3月16日に行うことを決定したが、領土変更は国民投票によってのみ議決することができるとウクライナ憲法第73条で定められており[6]、このためキエフの暫定政権や国際連合や日米欧G7をはじめとする国々・組織は住民投票の中止を訴え、結果を受け入れないと表明する一方[7][8]、ロシアは結果を尊重するとした[9]。投票5日前の3月11日にクリミアとセヴァストポリはウクライナからの独立宣言を行い、住民投票でロシア併合が賛成多数となれば即時に独立、ロシアへの併合を求めるとの内容を決議した[10]。これは、国際法上、当該国同士の合意なしに領土の帰属変更を行うことは認められない懸念があるため、独立宣言を行うことでウクライナからの分離を既成事実化し、独立国家としてロシアに併合されるための体裁を整えるためのものとされた[10]。, 住民投票は16日にウクライナ国内法に反する形で行われ、その結果、クリミア共和国中央選挙管理委員会は、クリミアとセヴァストポリの両方で9割以上の賛成票が投じられたと発表した。NGOの有権者委員会は、投票者リストの内容の変更手続が容易であったため多くの不正が可能であったと発表するなど、多くのメディアが投票日当日の不正の様子を報道した。さらに、セヴァストポリでは、登録有権者数を99万も超える投票数があったことがわかっている。また、ロシア大統領直轄市民社会・人権発展評議会が後日行った報告では、実際の投票率は30-50%であり、そのうちクリミアのロシア併合に賛成したのは50-60%であったとしている[11][12]。国際社会が早々に同住民投票を認めないと発表する中、ロシアは、この住民投票の結果に従って3月17日に両者はウクライナからの独立と、ロシアに併合を求める決議を採択した[13]。, 2014年3月17日、ロシアは「クリミア共和国」の独立を承認[14]。翌18日、ウラジーミル・プーチン大統領はクレムリンで上下両院議員、地域指導者、社会団体代表らの前で演説し、住民投票の投票率が8割を超えたことに触れ、投票は民主主義的な手続きに則ったものであり、国際法に完全に準拠した形で行われたとした。また9割以上がロシア併合に賛成したことは、十分に説得力のある数字だとも指摘した[15]。この結果を根拠とし、クリミアとセヴァストポリを新しい連邦構成主体としてロシア連邦に併合する関連法案の可決をロシア議会に求めて演説を終え[16]、引き続いてプーチンとクリミアのアクショーノフ首相、クリミア国家評議会(「最高会議」から改称)のウラジーミル・コンスタンチノフ議長、そしてセヴァストポリ特別市評議会のアレクセイ・チャリ議長が、ロシアとクリミア共和国の二国間条約(セヴァストポリは単独で独立せずクリミア共和国に特別な地位を有する都市として包括されるとしていた)の形式をとった「クリミア共和国をロシア連邦に併合し、ロシア連邦に新たな連邦構成主体を設立することに関するロシア連邦とクリミア共和国との間の条約[17])」に調印した[16]。, プーチンはロシア併合を宣言した演説の中で次のようなことを述べている[18][19][20]。, クリミアとセヴァストポリの併合に関する条約は3月20日、ロシア下院が443対1で批准[21]。翌21日にロシア上院で出席議員155人が全会一致で批准した[22][23]。これにより2016年1月1日までクリミアではウクライナ通貨フリヴニャとロシアのルーブルが併用され以降はルーブルのみが流通することや、併合後にクリミアのうち、もとの自治共和国はロシア連邦の連邦構成主体としてのクリミア共和国に、セヴァストポリは都市単独で連邦構成主体である連邦市となることなどが定められた[24]。ただし通貨については、3月18日にクリミアのテミルガリエフ副首相が3月いっぱいをもってフリヴニャの流通を終了しルーブルに一本化することを表明している[25][26]。, 3月19日にはロシアのアントン・シルアノフ財務大臣が、クリミアとセヴァストポリが抱える財政赤字550億ルーブル(約15億3000万USドル)をロシアが負担すると発表[27]。3月20日には、ロシアがクリミア住民に対しロシア旅券の発給を開始[23]。20日にはアメリカとロシアが双方に制裁を拡大すると発表し、制裁合戦の様相を呈した[28]。, ウクライナは、様々な場面により、ロシアによるクリミア併合などの論理に反論している。在日ウクライナ大使館が2014年8月から9月にかけて日本語でFacebookとTwitterの公式アカウントでウクライナの立場を主に以下のように表明している[29][30][31][32][33][34]。, また、ウクライナの主権と領土保全を誓約した1991年のCIS創設に関する協定や1997年のロシア・ウクライナ友好協力条約などロシアが締結してきた諸協定に反していることも指摘された[35]。, 2014年3月18日に署名された「クリミア共和国をロシア連邦に併合し、ロシア連邦に新たな連邦構成主体を設立することに関するロシア連邦とクリミア共和国との間の条約[17]」の中身は次のようなものである[36]。, 2014年2月28日にウクライナは「ウクライナの領土保全を脅かすクリミア自治共和国における状況の悪化」を理由に国連安保理緊急会合の開催を求める訴状を提出した[37][38]。この訴状を受けて3月15日には安保理会合が開催され住民投票を認めないよう国連加盟国に求める安保理決議案が採決されたが、この決議案はロシアの拒否権行使により否決された[39]。そこで3月27日にこの安保理決議案とほぼ同趣旨の国連総会決議68/262が採決され[39]、賛成100、反対11、棄権58(欠席24)で採択された[39][40]。, 国際司法裁判所(ICJ)は2017年4月19日、先住民族であるクリミア・タタール人については差別の存在を認定し、ウクライナ語教育の機会提供やメジュリスへの活動制限の停止などを求める仮保全措置を命じた。ロシア外務省は、ICJがクリミアの法的地位を審理対象にしなかったことを評価した[57]。, 国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2017年9月25日、クリミアにおいてロシア治安当局や親露派自警団による拘束、誘拐、暴行・拷問といった「深刻な人権侵害」が多発しており、死亡者や行方不明者が出ているとの報告書を発表した[58]。, 2014年3月18日、ロシア連邦議会にて上下両院議員、地域指導者らを前に演説を行うプーチン大統領。クリミア編入を宣言した。, プーチンの演説終了後、立ち上がって拍手を送るロシア、クリミア、セヴァストポリの政治家。, (左から)クリミア自治共和国のセルゲイ・アクショーノフ首相、一人おいてクリミア自治議会のウラジーミル・コンスタンチノフ議長、そしてセヴァストポリ特別市評議会のアレクセイ・チャリ議長と握手するプーチン大統領。, 赤の広場で開催されたクリミア編入を支持する集会に登場し、聴衆に演説を行うプーチン。, クリミア共和国をロシア連邦に併合し、ロシア連邦に新たな連邦構成主体を設立することに関するロシア連邦とクリミア共和国との間の条約, クリミア共和国およびセヴァストポリ特別市をロシア連邦に併合し、ロシア連邦に新たな連邦構成主体を設立するためのロシア連邦憲法条項. 朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。 Copyright © 2020 , HuffPost Japan, Ltd. All Rights Reserved. クリミア併合(クリミア危機)についてわかりやすく解説していきます。なぜ起きてしまったのか?問題点を探りながらこの出来事を見つめていきます。ウクライナに属する半島の一つクリミアは、風光明媚な観光地として、ウクライナ国内外から多くの観光客が訪れ

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